早い横浜 税理士

ランスでもなく、2.9倍のスイスでもなく、4倍に達しているイギリスだ。 イギリスは、2011年に通常年の2倍も償還しなければならないという「リファイナンスすべての原因は、「デリバティブ(金融派生商品)」にある。
いまや子どもでも知っているサブプライムローン問題にしても、ベースにあったのはデリバティブ問題だ。 デリバティブの総計は、いまや全世界で600兆ドル。
日本円にして約5.4京円(1ドル卯円換算)である。 もしわずか1パーセント段損していたとしても、540兆円にものぼるのである(日本のGDPよりも多い)。
この隠れた損失が、スキルスがんのように各国の金融機関の財務を蝕んでいるのだ。 いまだにそうである。
なんにも解決などしていない。 リーマンショック以降、市場は40兆ドルを失い、55兆ドル(アメリカのGDPに匹敵)もの資金を互いに融通して穴を埋めた。
すなわち、金融機関や大企業が抱える損失を、国家が肩代わり。 G7にしてもG17にしても、中央銀行に相場を動かすことなどできやしない。
金融政策は過熱を抑える効果はあるが、冷え込んだ景気を活気づける力は持ち合わせていない。 リスクマネーは、暴騰・暴落する前に管理するものであり、いったん堰を切ってしまったら最後、行きつくところまで行かなければ収まらない。
あの1929年の大恐慌のときもそうだ。 FRB(米連邦準備制度理事会)は金利を下げ、許された権限の6倍にあたる買いオペレーションを実施して、マネーサプライ大激増を断行した。

金融政策の教科書通り。 みごとな模範解答である。
だが、なんの効果もなかった。 焼け石に水、したのである。
市場の標17は国債と通貨に変わった。 こうして「ソブリンリスク」が発生したのである。
結局、長い癒しの期間を経て、信用が再建されるのを待つしかなかった。マスコミは「政府の無為無策」を叩いた。 今回も叩かれるだろう。
自然治癒するか、あるいは大恐慌がそうであったように、世界規模の戦争という劇薬しか解決方法がないことを、わたしたちも覚悟しなければならない。 もちろん今後も、株式市場をはじめとして乱高下があるはずだ。
金融恐慌の株価暴落を研究すると、8パーセント以上の暴騰暴落を賜回もくり返し、その結果、株価はわずか数ヵ月で パーセント以上も暴落している。 日本のバブル崩壊も、1989年以降、わずか3年で岡パーセントも暴落したが、この間、やはり8パーセント以上の暴騰暴落をM回くり返している。

市場は、暴騰と暴落をくり返しながら大暴落していく。 山高ければ谷深し。
今回の暴落は長い。  いきなりドカンと暴落するのではなく、じりじり、じりじりと下落を続け、気づいてみれば大暴落というスタイルだと思う。
株式市場では、ダウ暴落に引きずられて日経平均株価も暴落する。 けれども、いち早く抜け出すのも日経平均株価だ。
日本の市場はいつも通り過剰反応するが、瞬く間に実力通りに回復する。 安心していい。
特筆すべきは「金」である。 ありとあらゆる金融商品が一方的に下落1し続ける中で、唯一、上がり続けるのは「金価格」だけである。
金は、2011年に1トロィオンス2100ドル、5年以内に4000ドルを目指す。 金が通貨となり、混乱する世界経済の道標に成り代わり、「はじめに」でも触れたように、ここ数年、プロの外国為替相場のトレーダーたちが注目しているのは「ミセス・ワタナベ」だ。
「ミセス・ワタナベの動向はどうか?」「ミセス・ワタナベは手仕舞ったのか?」と、彼らの話題の中心になっている。 日本の主婦層を中心にした投資家たちだが、FX(外国為替証拠金取引)だけでなく、金投資に関しても、政府や機関投資家が逆立ちしてもとうてい敵わない、すばらしい運用成績である。
ボリンジャーバンドやランダムウォークといった投資理論などには目もくれず、スーパーや商はイギリスだ。 致し方ない。
残念だが、「市場が国家を選ぶ時代」が来てしまったのだ。 いよいよ西洋の没落が始まる。

日本の時代がやってくる。 大きな時代の流れはバブル崩壊であり、金融機関の倒産であり、国家の破綻である。
その本命店街を歩いてつかんだ感覚で投資する。 その極意は素直で勉強家であることにある。
このミセス・ワタナベが、金価格を1トロイオンス2100ドルにするのだ。 日本経済の命運を握っているのは、そんなことはつゆ知らず、無邪気に投資を楽しんでいるミセス・ワタナベなのだ。
2008年9月のリーマンショック以降、各国政府が吐き出した資金は1500兆円にもなる。 中央銀行を通じて、市中銀行や大企業に公的資金を注入し、低金利で融資した結果、民間が抱える債務は、そのまま国家のそれへとすり替わってしまった。
こうなると、国の格付けが無事ですむわけがない。 一斉に引き下げられてしまった。
ギリシャ、ドバイ、アイスランド、ハンガリーいずれも金融機関や大企業の倒産というレベルではとどまらず、国家が発行する国債の格付けが急落し、国家(ソブリン)そのものが破綻するかどうか、という瀬戸際に追い込まれているのである。 ソブリンリスクの正体だ。
財政危機、国債償還不能(デフォルト)の危機、国家破綻の危機、と言い換えてもいいだろう。 2010年4月、格付け会社である米スタンダード.アンド・プアーズ(S&P)は、ギリシャ国債をBBBプラスからBBプラスまで3段階引き下げ、同年6月、米ムーディーズは、同じそればかりではない。
主要17ヵ国の金融機関によるPIIGS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)に対する投融資残高は約3兆1800億ドル(286兆2000億円)にものぼる。 このうち、ドイツとフランスが半分を占めている。
すなわち、フランス9100億ドル(GDP比加パーセント)、ドイツ7000億ドル(GDP比17パーセント)という具合である。 もちろん、すべてが不良債権というわけではないだろう。

世界が緊縮経済に突進する。 にもかかわらず、この紙くずを担保にECB(欧州中央銀行函フランスのトリシェ総裁)はこれまで資金を供給してきたのである。
結果、「ユーロも紙くずになる?」と市場が判断するやュ負ってしまったのである。 フランスのサルコジ大統領が、トリシェ総裁に猛烈に資金供給を促したのも無理はない。
ギリシャに対する投融資がいちばん大きかったのは、なにを隠そう、ほかならぬフランスの金融機関いま、ョIロッパはリストラの嵐が吹き荒れている。 スペイン、ポルトガル並みの財政赤字これで毎年3万4000人の削減になる、という。
ドイツは、2014年までに政府職員を1万5000人、防衛部門で4万人のリストラを決めている(800億ユーロ8兆8000億円の歳出減)。 イギリスは、公務員の採用現実を目の前にして、ほとんどまともな産業がないPIIGS、STUPID、DEBT、S1CKの国々が、今後、順調に景気回復を果たして、天文学17な桁になる債務を返済できるのか、と問われれば、「NO!」と回答するほかない。
となれば、フランス、ドイツの損失も天文学17な数字になることは明々白々。 香水、水、ワインと、国内に"水商売″しかないサルコジが、必死になるのも無理はない。

ユーロを代表する2大国がこんな状況では、ユーロという通貨が上昇する可能性は、万に一つもない。

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